劇場版パトレイバー２

さっき、GEOで借りてきた「劇場版パトレイバー２」のDVDを見ました。
パトレイバーは好きなんです。あの非日常と日常の区別のないリアルさみたいなものが。

っていうか、ACといいパトレイバーといいロボット好きだな俺は･･･ww。

で、感想ですが･･･
　
　
　
やっぱ押井守スゲェー！！！



演出も、ストーリーも、デザインも何もかもが･･･。さすがは甲殻機動隊の監督。っていうかホントに10年以上前の映画？登場人物がフツーに携帯使ってましたがw

見てて思ったのですがこの作品、俺の人生の書である「亡国のイージス」に似てますな。逆か。イージスがパトレイバー２に似ているのか。

しかし、「パクり」というわけではないです。「パトレイバー２」はサスペンス、「イージス」はアクションっていう感じで、ジャンルも見せ方も違いますし。

似ているところとしては、作品中の人物が平和論を唱えるところ。「レイバー」では「正義の戦争か、不正義の平和か･･･」で、「イージス」では「守るべき国家を持たない盾、それが今の自衛隊だ」という感じ。どちらも日本の国防やその歴史、性格の批判や指摘だったりします。どっちも正確に問題点を貫いてます。

もう一個似ているところは、作中にでてくる戦闘機の通信。っていうかこれは偶然の一致なのかな？
「レイバー2」、「イージス」ともに

「○○、××を破壊せよ」
「･･･△△、もう一度言ってくれ」
「了解、○○。××を破壊せよ」
「･･･こちら○○、了解」

という地上とのやりとり。これがまったく一緒！！作中では英語（自衛隊でも戦闘機乗りは英語です）でやりとりしてましたが、英語も一緒でした。ビックリ。

だからといってパクったわけではなくて、たまたま似たんでしょうな･･･。見てみるとわかりますが、まったく違う性質の作品ですし。

サンスペンス的な作品だけに、それほどハデにアクションシーンがあったりするわけじゃないですが、ストーリーでドキドキさせられます。そして南雲隊長にホレましたww。カッケェー！！後藤さんは相変わらず。

オススメです。

評価：★★★★★

以下、ネタバレ。

他にも、黒幕がアメリカなこととか、裏切られた自衛官の暴走とか、けっこうテーマも似てるんですよね。

でも見てみると全然違う作品であることがわかります。偶然、似るべくして似た、と言った感じか･･･。

どっちもオモシロイです。コレは見ておかないと･･･。

それにしても、メカデザインの面々がスゲェ･･･。出渕裕、河森正治、カトキハジメ･･･。メカ好きの神ばっかし。しかも河森さんと言えばACの生みの親ですし。
スゲェ･･･。