みしかか！

みしかか！/ヨシノサツキ ガンガンコミックス

「ばらかもん」で好きになってしまったヨシノサツキ先生の短編集です。
しかし短編集と言いつつ後半の「パプリカ・ピーマン・トウガラシ」～「Clergy☆Punk」までは登場人物は共通のようです。

「ばらかもん」でもそうだったように前編がハイテンションギャグです（笑）
特に「宝月謹製10+」は良かったですね。色々と伏線張っておいて、最後のオチがあれとは・・・！ 読んだ瞬間「やられた」と思いました。

短編集ということで色々と作品の雰囲気が違ったり、作品を作った時期が違ったりしていますが、一番「ビミョーかな」と思ったのは「菅原男子ヒーロー部」ですね。なんかギャグが空回りしてる感じで。

どの作品も短編集ながら力強いギャグばかりでした（笑）
たいていの作家さんの場合、長編は面白くても短編は･･･ということが（逆に短編は面白くても、の場合も）あるのですが、ヨシノサツキ先生はいい意味で期待を裏切ってくれました。

評価：★★★★☆
語尾が「～ッス」なメイドさんっていいですね･･･（笑）

11月の新刊

11月は少し更新増やしたいなー･･･と思いつつ今月の新刊チェック

よつばと！　10 あずまきよひこ/著
ドロヘドロ　15 林田　球/著
ねこむすめ道草日記　5 い　　け/著
GIRL FRIENDS　5 森永みるく/著

ねこむすめ道草日記ってもう5巻でしたっけ？ なんか早いですね。

兎の角

兎の角/睦月のぞみ コミックビーム

久々の表紙買いですが･･･今回は大正解！ 面白かったです。
学園で発生する意識不明の生徒･･･それを解決するために送られた真白アヤと、事件の解決に協力する理事長の娘・天沢イズミ。簡単に解決するはずだった事件は意外な方向へ･･･。

とにかく話のテンポがいいですね。ちゃんとキャラが「生きている」という感じがします。肝心の事件のほうは伏線が少なすぎたり、ストーリーが走りぎみな感があって急に解決したような感じが。ここはちょっと残念でした。

アヤの所属する組織とか背景があまり書かれてないですが、今後どうなっていくか期待です。

評価：★★★★☆
事件自体はあっさり解決した印象。しかしキャラ同士の丁々発止はイイ感じです。

ばらかもん ３

ばらかもん 3/ヨシノサツキ ガンガンコミックス

書道家・半田清舟（先生）のゆるゆる五島列島ライフもとうとう3巻目に突入です。
今回は友人である川藤と、なにやら因縁がありそうな神崎が登場でまた一波乱に。

相変わらずの「万年夏休み」な雰囲気はイイですね～。
先生の性格もだんだん島に慣れて（毒されて）きたのか、なんだかおおらかな感じに。後半で「これでいいのか？」と自問自答していますが、もう手遅れだと思います（笑）

読んでるうちにだんだん「こういうところで暮らしたいなー」と思ってしまいますね。

評価：★★★★☆
さて「ひさんいを」の意味はなんでしょうか？ 答えはACT.23で！

彼女のひとりぐらし

彼女のひとりぐらし/玉置勉強　バーズコミックス

玉置勉強先生と言えば暗い雰囲気にダークなエロスという作風でしたが、この「彼女のひとりぐらし」はちょっとほのぼの系？な雰囲気で思わず買ってしまいました。
しかしこれ・・・最高でした！

主人公は彼氏いない歴X年の輿水理香（26）がひとりぐらしで色々妄想したり、一人暮らしで悩んだり（？）するお話です。

まず読んで思ったのは「お前は俺か！」ということ（笑）
リアルな一人暮らしってこういう感じですよね。ゴミ溜めたり、飯が適当になったり、風呂でXXXXしたり・・・。
特に妄想のあたりがリアルだな～、と。実際、モテない女の子ってこういう感じかんですかね？

絵の雰囲気は玉置先生らしくない感じで明るくなった？と思いきや、理香の脇腹に何気に肋骨が浮いてたりとそこはかとなく玉置先生らしい絵でした。
でも今回はエロもグロもなしで。

評価：★★★★★
この本を一言で表すと「リア充爆発しろ！」です（笑）