34歳無職さん

34歳無職さん 1/いけだ たかし MFコミックスフラッパーシリーズ

先月、仕事先が倒産したけど再就職先の斡旋も断って1年間無職として過ごすことにした34歳無職さん。そんなアラサー女子の日常を描いたマンガです。
さて元ネタは作者の方のサイトの同名のコーナーからで、マンガのほうもそのひとコマをテーマとして作られています。
もともとそのコーナーは知っていたんで、まさかのマンガ化にびっくりです（笑）

読んでみていくつか自分が勘違いしてたことに気づきました。まず無職さんは自分から無職になったのではない！ということ。会社が倒産したんで無職になったんですね。なぜかずっと自分から退職したんだと思ってました・・・。
そしてなんと子供がいるという設定らしいのです！ これはびっくり・・・サイトに載ってた元ネタには「永久就職って言葉今さらどうよ」っていうのがあったんで、てっきりそういうのとは無縁なのかと・・・（笑）

内容はほのぼの・・・だけではなく、ちょっと毒があったりもします。無職さん自身は無職でいることに罪悪感があるようで、それが言葉の端々にポロッと出てくる感じがしますね。
無職さんはすぐに再就職を考えなかった理由を詳しく述べてないですが、なにか深い事情がありそうな感じですし。

評価：★★★★☆
無職さんの背景を知りたいですね・・・

最近「彼女のひとりぐらし」といい、こういう一人暮らし系のマンガが気に入ってます。
仕事に疲れてるのかな・・・（笑）

無職さんが「お金を稼ぐか使うかでしか社会と関われないってのも情けないけど」と言ってるシーンがありますけど、それを言ったらほとんどの人は・・・？
けっこう色々と考えさせられるものがあるマンガです。自分が同じ立場になったら、とか。